モザイクタイルが彩る印象的な外観デザイン
長野県上田市に完成した事務所兼喫茶店は、「訪れる人が心からくつろげる空間」をテーマに設計されました。建物の第一印象を決める外観には、モザイクタイルを全面に採用。光の当たり方や時間帯によって微妙に色合いが変化し、建物全体が生きているような表情を見せます。タイルの色は、ブラウンやグレーベージュなど落ち着きのあるトーンを基調に、自然と街並みに溶け込みながらも存在感を放つデザインとしました。職人が一枚一枚丁寧に貼り合わせたタイル面は、手仕事ならではの深みと温かみを感じさせます。さらに、木目をアクセントとして組み合わせることで、モザイクタイルの光沢に自然素材の柔らかさが加わり、訪れる人を穏やかに迎え入れる外観に仕上がりました。季節や天気によって表情を変える外壁は、まさに「時を感じる建築」。何度訪れても新しい発見がある、地域に根ざした温もりあるデザインです。
解体材を再利用した見せ梁の温もり
この建物の最大の特徴の一つが、「古材の再生」です。以前オーナーが所有していた建物を解体した際に残された梁を丁寧に再利用し、新しい空間の象徴として吹き抜け部分に組み込みました。長年の使用で深い色合いを帯びた木材は、磨き直し、加工を加えることで再び息を吹き返しました。新しい木材と並ぶことで、時を重ねた木の持つ力強さと穏やかさが際立ちます。古材特有の風合いが空間に奥行きを生み出し、「新しいのに懐かしい」という感覚を呼び起こします。再利用にあたっては、寺澤建設の自社大工が木の状態を一本ずつ確認し、構造的な強度と意匠的な美しさの両立を実現しました。単なるデザインではなく、「想いを受け継ぐ建築」として、過去と現在をつなぐ架け橋となっています。
吹き抜けと窓が生み出す開放感
1階カフェと2階事務所をつなぐ吹き抜けは、この建物の心臓部ともいえる存在です。天井まで届く大きな窓を南面に設け、自然光をたっぷりと取り入れる設計に。朝の柔らかい光から午後の暖かな日差しまで、時間の移ろいとともに空間の表情が変わっていきます。吹き抜けによって視線と空気が上下階を自由に行き交い、開放感と一体感を生み出しています。また、光の反射を計算して配置された壁面の角度や素材が、室内全体をやわらかく包み込み、木の香りやぬくもりをより一層引き立てます。窓からは周囲の自然が眺められ、まるで風景の一部に溶け込むような感覚。訪れる人にとって、心地よい時間が流れる空間となっています。



薪ストーブがつくるぬくもりと癒し
カフェスペースの中心には薪ストーブを設置。冬の寒い時期にはやわらかな熱で空間全体を温め、炎のゆらぎが心に安らぎをもたらします。薪の香りや燃える音が五感を刺激し、まるで自然と共に暮らしているような心地よさを感じさせます。使用する薪は地域の間伐材や伐採木を再利用し、環境に配慮した持続可能な暖房スタイルを実現しました。薪ストーブを囲みながら過ごす時間は、オーナーにとってもお客様にとっても特別なひととき。火のある空間は人を自然と引き寄せ、穏やかなコミュニケーションを生み出します。
木の表情を活かした板張りの壁
内装のメインには、無垢の板張りを採用しました。自然素材ならではの質感を活かすため、塗装は最小限に抑え、木の呼吸を感じられる仕上げに。木目や節、経年による色の変化が空間に味わいを与えます。自社大工による精密な施工で、板の継ぎ目はまっすぐにそろい、壁面全体が一枚の作品のように美しく仕上がっています。照明が当たると木の表面にやわらかな陰影が浮かび上がり、時間の経過によって少しずつ深みが増していく様子も楽しめます。この「経年美」を大切にする考え方こそ、寺澤建設の家づくりの原点です。
茶色を基調とした落ち着きのあるトイレ空間
トイレは建物全体の雰囲気に合わせて、落ち着きのある茶系で統一しました。壁や床材にはマットな質感の素材を使用し、控えめながらも上質な印象を演出。照明は直接光を避け、間接照明によるやわらかな光で包み込むような空間づくりを意識しました。造作の曇りガラスを設け、自然光をやさしく取り込みながらもプライバシーをしっかり確保。光がガラスを通して拡散することで、時間帯によって異なる表情を見せてくれます。小さな空間の中にも、職人の手仕事とデザインのこだわりが詰め込まれています。
一枚板カウンターが生む上質な存在感
カフェの顔となるカウンターには、天然木の一枚板を使用。木の持つ生命力や温もりをそのまま活かしたデザインで、訪れる人の目を惹きつけます。木の端に残る自然なラインが、手仕事ならではの味わいを感じさせ、コーヒーを楽しむ時間に特別な安らぎをもたらします。時間の経過とともに木の色合いが深まり、使い込むほどに愛着が増していくのも魅力。オーナーとともに年月を重ねていく家具として、建物全体に温かい印象を与えます。
事務所・店舗・飲食店など幅広い用途に対応した建築実績
寺澤建設では、住宅だけでなく、事務所や店舗、飲食店などの商業建築も数多く手がけています。長野県上田市を中心に軽井沢などでも、地元企業や個人オーナーの方々から依頼を受け、設計から施工、内装デザインまで一貫して対応。小規模なカフェや美容室から、事務所併設型のショップ、複合施設まで、用途やコンセプトに合わせた空間づくりを行っています。お客様の事業の顔となる建物だからこそ、デザイン性だけでなく、動線、照明、快適性にも細やかに配慮しています。
コンセプトを形にするデザイン力と施工力
飲食店やカフェでは、訪れるお客様が「居心地が良い」と感じる空間設計が欠かせません。寺澤建設では、オーナーの思いやブランドコンセプトを丁寧にヒアリングし、素材や照明、レイアウトに反映します。たとえば、自然素材を活かしたナチュラルテイストのカフェや、木と鉄を組み合わせたインダストリアルデザインなど、業種や立地に合わせた柔軟な提案が可能です。事務所建築では、働く人の快適性や効率を考え、採光・断熱・音環境などにもこだわり、機能とデザインを両立した空間を実現しています。
寺澤建設の家づくりへの想い
寺澤建設は、上田市を拠点に90年以上地域の建物を手がけてきた工務店です。新築からリフォーム、公共工事まで幅広く対応し、すべての施工において「自社大工による確かな品質」を大切にしています。設計から施工までを一貫して自社で行うことで、中間コストを抑えながらお客様の要望をダイレクトに反映。お打ち合わせでは最新の3Dパースを使用し、完成前からリアルなイメージを共有することで、納得のいく家づくりを進めています。今回のように、古材の再利用や自然素材を活かしたデザインも得意とし、地元の気候や暮らしに寄り添った提案を行っています。
地域とともに未来を育てる建築
私たちの建築は「建てて終わり」ではありません。完成後も定期的に点検を行い、長く安心して使い続けられる建物を守り続けます。また、地元の高校や専門学校と連携し、若手職人の育成にも積極的に取り組んでいます。地域に根ざす建設会社として、これからも上田の街の景観と文化を守りながら、人と人が集う心地よい空間をつくり続けていきます。
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事務所、店舗、住宅の新築からリフォーム、公共施設の改修まで。寺澤建設は上田市を中心に、地域に寄り添う建築を行っています。現地調査・お見積りは無料です。お気軽にご相談ください。
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